私たちについて
Nercocia. Story
私たちNercocia.（ネルコッチャ）は富山県で生まれたアップサイクルブランドです。
富山県呉西地方の方言で「おやすみなさってください」をあらわす言葉「ねるこっちゃ」。古くから安らぎの時間をつくってきたこの言葉をブランド名に、日本古来の和漢植物“ハトムギ”のぬか油を配合したナイトウェアやルームウェア、スキンケア製品を展開しています。
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Nercocia.が目指しているのは、「循環する」ものづくりです。
私たちが使用するハトムギの“ぬか”は、元々捨てられていたものでした。
そのぬかを、自然の恵みとして活用できるように蘇らせ、再利用すること。
肌を整えるために、ハトムギの成分が和薬としてからだの中を巡ること。
地域や日本の原料にこだわることで、持続的なうるおいを生むこと。
Nercocia.は、さまざまな「循環」を通して暮らしを豊かにするものをお届けします。
ミヤモリが培ってきた技術
Technology cultivated by Miyamori
Nercocia.を展開しているのは富山を拠点とするアパレル縫製メーカー・株式会社ミヤモリ。 縫製工場として1966年の創業以来、半世紀に渡り繊維業を営んできました。
我が社では、スポーツウェアを中心とした数多くの衣服の生産をおこなう他、学校用の体操服などを展開する機能面を重視した自社ブランドを持ち合わせています。そういった生産ノウハウがあったからこそ、第一にウェアの展開に着手したNercocia.においても快適性を追求するのにベストな環境だったと言えるでしょう。
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繊維のプロであるスタッフと、二次加工対応といったあらゆるニーズに応えてきた会社の経験は、新しい分野へ挑戦する姿勢を育て、Nercocia.の根幹である「衣料配合用ハトムギぬか油剤」を世界で初めて生み出しました。
これによって、「着るスキンケア」とも言えるリラクシングウェアが誕生したのです。 Nercocia.に宿る精神と技術は、長年進化を続けてきたミヤモリならではのもの。 その誇りを持ち、一歩一歩ファクトリーブランドとして歩んでいきたいと思います。
Nercocia.製品ができるまで
生産量日本一を誇る富山の特産物・ハトムギ。その製品化工程において捨てられていた“ぬか”を再利用できないかと地元小矢部市の5社が立ち上がり、「ハトムギぬか油」というオイルの抽出に成功しました。その5社の一つであった我が社、株式会社ミヤモリは、この「ハトムギぬか油」を繊維業として活用できないかと機能加工剤を開発。着るだけで肌が潤うウェアをNercociaの第1弾として発表しました。
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ハトムギを脱穀し、精白加工する際に出る“ぬか”は、かつて廃棄物として処理されていたもの。現在はそのぬかを地域の農業協同組合から譲り受け、独自の特殊な製法でオイルを抽出・精製しています。こうしてできたハトムギぬか油は、Nercocia.のスキンケア化粧品に配合されたり、保湿美容効果のある衣料用の製剤へと変えられたりします。その製剤を我が社独自の技術で繊維へ注入。洗濯をしても成分が残り、肌への効果が続く生地ができあがるのです。
この生地や精油そのものをもとに、経験豊富なパタンナーや自社企画部が製品化。肌に悩むあなたのもとへと届けられます。
未来へ繋ぐということ
今注目されているアップサイクルという概念。私たちが、捨てられていたハトムギのぬかを美容やアパレルに取り入れるように、有効活用できていなかった資源に新たな価値を与えて再生することをいいます。 こういったものづくりに加え、今後Nercocia.では、生産工程でどうしても出てしまう生地の端切れや廃棄生地に対しても着手していく考えです。 今まで捨てられていたものに手を加え、これからの未来に向けて、地域や地球が美しく潤うことへの一端を担えるよう前進していきます。
